漫画特集
漫画のセリフをご紹介いたします
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主人公
「 遅かったね 」
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夫
「 うん。残業でさ 」
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主人公
「 ふーん・・・ 」
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主人公
「 珍しいね、日曜に出かけるなんて 」
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夫
「 たまには一人で歩きたいんだよ 」
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主人公
「 ・・・ 」
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主人公
「 なんか変だな。何してるんだろう?まさか・・・女と会ってる?いやいや。克洋さんがそんなこと・・・だめだめ。夫婦といえどもプライバシーがあるのよ 」
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主人公
「 克洋さん・・・私に何か言ってないことない? 」
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夫
「 なっ、ないよお 」
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主人公
「 あるなこれ 」
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主人公
「 いってらっしゃい。今日も遅いの? 」
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夫
「 かもね 」
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主人公
「 あーもうどうしよう・・・気になってしかたない。探偵か・・・探偵ってちょっと敷居が高いっていうか・・・お金もかかりそうだし・・・でもこんなモヤモヤしたまんまじゃ暮らしていけない。電話してみて、もし相談料が無料だったら相談してみよう 」
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齋藤
「 はい。『M's探偵事務所』です 」
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主人公
「 あのー・・・夫が何か怪しくてですね。浮気調査をお願いしたいと考えていまして・・・ 」
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齋藤
「 はい 」
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主人公
「 それであのー相談料って無料なんですか? 」
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齋藤
「 はい。相談は何度でも無料で行っております 」
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主人公
「 じゃあ、相談したいんですけど── 」
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主人公
「 イメージしてた探偵と違うっていうか・・・優しい感じの人だったな 」
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齋藤
「 M's探偵事務所の齋藤と申します 」
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主人公
「 よろしくお願いします 」
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齋藤
「 ご主人の浮気を疑っておいでで? 」
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主人公
「 ええ・・・ 」
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齋藤
「 どういうきっかけで、そうお思いになったんですか? 」
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主人公
「 帰りが遅くなって、それから用もないのに休みの日にふらっと出かけたり・・・今までそんなことなかったものですから・・・確証は何もないんです。夫のスマホを見る勇気さえなくて・・・ 」
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齋藤
「 わかりました。お話を聞く限り、まずご主人の素行調査をさせていただくのがいいと思います。ご主人が何をしているのかを調べるんです。そこで浮気の疑いが濃くなったら、本格的な浮気調査に切り替えるというのはいかがでしょう? 」
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主人公
「 はい、それでお願いします。ところで・・・お金のほうなんですけど・・・ 」
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齋藤
「 はい、料金ですね。素行調査は1日〇万円となっております。1日の時間制限はございません。何時間稼働しても同じ料金です 」
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主人公
「 何日くらいかかるのでしょう? 」
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齋藤
「 今回の場合、休みの日と仕事帰り、この2日間あれば十分かと。これで何か疑いが出れば浮気調査に切り替えて、証拠を押さえるまで続けます 」
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主人公
「 そうですか・・・そのほかに追加料金とかは・・・ 」
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齋藤
「 追加料金は一切ありません。調査方法などによって後から高額の請求をする探偵事務所もあるみたいですけど、うちは違います 」
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主人公
「 じゃあ、調査お願いします 」
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齋藤
「 かしこまりました 」
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齋藤
「 それでは調査結果をご報告します 」
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主人公
「 はい 」
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齋藤
「 まず、お休みの日ですが、女性と会っている雰囲気はありませんでした。ご主人はお一人でアクセサリーショップを回っていました。女性物です。どなたかにプレゼントなさるのか、店員さんと相談されていました 」
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主人公
「 アクセサリー・・・誰にですか? 」
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齋藤
「 それはわかりません。次に平日の会社帰りですが、この日は同僚の女性と一緒に帰っておられました 」
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主人公
「 え!! 」
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齋藤
「 そのとき、ご主人は時々スマホに何か打ち込んでいました。メモを取っているようでした。いろいろお話になっていましたが、特に何もなく別れていました。結論ですが、ご主人に浮気の兆候はありませんでした 」
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主人公
「 そう・・・ですか・・・ 」
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齋藤
「 どうかされましたか? 」
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主人公
「 いえ。わかりました。ありがとうございました 」
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齋藤
「 ご納得いただけましたか? 」
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主人公
「 ええ。ここまで丁寧に調査していただいてありがとうございます。おかげでスッキリしました。ほんと相談しやすかったです 」
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齋藤
「 ありがとうございました 」
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夫
「 桃子、誕生日おめでとー! 」
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主人公
「 え!え!うそ!わー!!素敵ーー!!どうしたの急に? 」
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夫
「 結婚10年目だからね。ちょっとしたサプライズさ 」
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主人公
「 ありがとう・・・嬉しい・・・ 」
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主人公
「 疑ってごめんなさい、克洋さん・・・。あと全然サプライズになってないの。それもごめんなさい 」
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夫
「 泣くほど喜んでくれて、よかったぁ 」
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主人公
「 でも、でも・・・ 」
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主人公
「 大好きよ、克洋さん!! 」
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夫
「 僕も大好きだよ、桃子 」